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Toyota City Ballet
「The Gisell」in Tokyo
豊田シティバレエ団 2001秋季特別公演「ジゼル」

11/1:豊田市民文化会館 & 11/6:ゆうぽうとホール

バレエ&ダンス・ジャーナル★寺村 敏

 新星・三宅佑佳が<命の灯が消えても愛の灯を永遠に消さない乙女>の役を初々しく踊り、観客から大きな拍手を浴びた……。豊田シティバレエ団初の東京公演『ジゼル』は成功をおさめた――。

 舞台は中世のドイツの山村。後方に湖が見える広場で恋物語が展開する。ジゼル役は18歳の三宅佑佳。家の中から爽やかに登場した……。淡い色合いの衣装。最初の印象は<純朴で初々しく清楚>であった。恋の相手は青年貴族・アルブレヒト(ブルダ・デニス)。上品な雰囲気の若者である。三宅は彼に優しい眼差しを向け、恥じらいながら、愛する喜びを、確実なテクニックに裏付けられた踊りで表現していく。
三宅佑佳
ジゼル:三宅佑佳&アルブレヒト:ブルダ・デニス
クーラント侯爵:A・キスタノフ、ベルタ:A・ババジャノワ、バチルド姫:藪内麻衣
ペザント・パ・ド・ドゥ:ワジム・ゲルトフ&神谷句美子
ワジム・ゲルトフ
神谷句美子
 その2人を周囲の人々が温かく包む。<ペザント>の神谷句美子はワジム・ゲルトフを相手に明るく弾み、<ジゼルのお友達>(江島有紀子、草野裕美、川東まりこ、和座英理子)は4人とも美しく、そろった動きで見せ場を作った。
 ところが、彼に婚約者(バチルド=藪内麻衣)がいることが分かり、ショックを受けたジゼルは心が壊れてしまう。少ない動きの中で、座ったまま「花占い」などの懐かしい日々を回想する場面でも、三宅佑佳は限りない優しさをたたえていた。そして命の灯が静かに消えていく……。
ヒラリオン:マラート・ラヒモフ