| 2幕は精霊が住む森。まず精霊の女王・ミルタ(N・サハーノフ)に率いられて登場した精霊ウィリたちの群舞に驚かなかった観客は少なかったろう。純白の衣装に包まれた16人の整然とした群舞がバレエ団の水準を示す。整列したり円陣になったり移動したりという連鎖する動きの美しさに目を見張った。
そこに登場した三宅。1幕とは違う<強さ>を保持しながら丁寧に丁寧に踊った。2幕のブルダ・デニスは「深い悔恨」を表現する。その彼に対して三宅は、ふわりと舞う動きの中に<思い>を明解に表現する動きを織り込んだ。「死んでしまって悲しいけれど、今もあなたを愛しています」。強い動きが愛の強さを示しているようであった。その<手の動き>に細かい演出が施されていた。
ドゥ・ウィリは、神谷句美子と並んで若手の草野裕美が健闘した。素朴な個性を持つヒラリオンはマトーナ・ラヒモフ。演奏は福田一雄指揮の東京フェスティバルオーケストラ。原点に近い“古風な振付・演出”はナタリヤ・アジャモワ。
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