反り腰、出尻、前モモが太い、股関節が詰まる原因は?バレエの立ち方と正しい骨盤の位置を解説!

反り腰、出尻、前モモが太い、股関節が詰まる原因は?バレエの立ち方と正しい骨盤の位置を解説!

このようなお悩みはありませんか?

✅あばら、肋骨の開きを注意される

✅5番ポジションをとると腰が反ってしまう

✅出尻をいつも注意される

✅前モモが太くパンパンに張っている

✅猫背が治らない

✅体を引き上げる感覚が分からない

✅股関節からターンアウトできない

✅回転の時に軸が安定しない

✅足を上げると股関節が詰まる

✅アンディオールすると前モモに力が入ってしまう

✅骨盤立ててと指導される

✅正しい立ち方が分からない

✅正しい骨盤の位置が分からない

このようなお悩みを抱えている場合は「正しい骨盤の位置」が出来ていない可能性があります。

バレエの正しい立ち方と姿勢をキープするために、股関節からしっかりターンアウト、又はアンディオールするためには骨盤の位置がとっても大事になります。

ではその時にどこが一番大事なのかということを考えていきましょう。

骨盤の股関節の位置関係

「つま先を外に」とか「踵を前に」と言われるように、クラシックバレエの基本はターンアウト、又はアンディオールです。

そしてターンアウト、又はアンディオールはつま先や踵だけでするのではなく股関節からおこなうことは皆さんご承知のことかと思います。

そこで少し考えて頂きたいのですが、足はどこから付いているのかというと骨盤から付いています。

骨盤のソケットの中で股関節がクリクリ回って足が動いています。

バレエの時も同様で骨盤のソケットの中で股関節を外側へ捻る外旋という動きがターンアウト、又はアンディオールということになります。

つまり足は骨盤から付いているので、骨盤が前傾したり、後傾したり、横に歪んだりすると、足が正しく動かなくなってしまうのではないかと想像できませんか?

では骨盤がどの位置にあると足が正しく動くのか、身体を正しくコントロールできるのかということを見ていきます。

骨盤の正しい位置、骨盤のプレースメントとは?

骨盤の位置は「骨盤のプレースメント」という言葉で表現されることが多いです。

正しい骨盤のプレースメントを知るためには「骨盤の三角形」を理解する必要があります。

骨盤の三角形は左右の上の出っ張りの骨(左右の上前腸骨棘)と、下の出っ張りの骨(恥骨) を結んだ線が骨盤の三角形と言われるものです。

この骨盤の三角形を結んだ線を床に向かって真っすぐ下げていき、床に対して垂直になっていれば、骨盤は正しい位置にあります。

理想的な骨盤の位置

このイラストはパラレルで立っていますが、1番、2番、4番、5番すべてのポジションで骨盤の三角形が床から垂直になる位置を保つことが理想的な骨盤の位置、骨盤のプレースメントだと言われています。

骨盤の正しい位置、骨盤のプレースメントの見つけ方

では実際に骨盤の正しい位置、骨盤のプレースメントを見つけていきましょう。

左右それぞれ手のひらの母指球筋と小指球筋の間の部分を骨盤の三角形の上の出っ張り(上前腸骨棘)に当てます。

次に左右それぞれ手の中指を骨盤の三角形の下の出っ張り(恥骨)に当てます。

そして左右の親指を近づけると三角形ができます。

この三角形が床から垂直になるところが骨盤の正しいプレースメントとなります。

骨盤の正しいプレースメントの見つけ方として、先ず椅子に座った状態で骨盤を前に倒してみて、次に後ろに倒してみて、そして真っすぐの位置に戻すと骨盤の正しいプレースメントを見つけやすいです。

イスで見つけることが出来たら次は立った状態でも先ほどのイスと同じ方法で見つけてみましょう。

足はパラレルにして骨盤幅くらいで立ち、骨盤の三角形に手を当てます。膝は少し緩めていた方が骨盤の正しいプレースメントを見つけやすいです。

骨盤のプレースメント(骨盤の正しい位置)

バレエで多い間違った立ち方とは

正しい立ち方

正しい立ち方では骨盤が正しい位置にあり、くるぶし、股関節の中心、肩関節の中心、耳の位置がほぼ直線状に並びます。

骨盤前傾になっている間違った立ち方

バレエをされている多くの方は骨盤が前に傾いている骨盤前傾位がとっても多いです。

骨盤前傾位になっていると以下のようになってしまいます。

・重心が前のめりになる

・反り腰になる

・肋骨が開く

・出尻になる

おススメしたい立ち姿勢は骨盤前傾位ではなく前述した骨盤の三角形が床と垂直になる位置、骨盤の正しいプレースメントです。

そして骨盤が正しいプレースメントにあると身体の力が抜けて楽に立つことができるので、バレエのテクニックが行いやすくなります。

骨盤の正しい位置で立つための練習方法

体を真っすぐで楽な位置、骨盤の正しい位置で立つための練習方法を紹介します。

割り箸を2本重ねた棒を2つ用意して足の裏に入れます。

そしてその棒を入れる位置は、内くるぶしと外くるぶしを結んだライン上に入れます。

以下棒の上に立つ際の注意点です。

・内くるぶしと外くるぶしを結んだライン上

・左右の棒が一直線になる

・足は骨盤幅にする

・つま先はパラレルにする

棒の上に重心が来るように体重をかけると、自然と身体が真っすぐな位置になり、骨盤の正しい位置で立つことができます。

多くの方は骨盤の正しい位置で立つと、身体が後ろに傾いているように感じると思いますが、それは普段のレッスンの時に身体が前に傾いているからそのように感じるのです。

この棒を使った練習方法は簡単に行うことができますので、ぜひ実践して骨盤の正しい位置で立つ習慣を身につけてみてください。

リセット棒の置き方

治療法

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